Film Scan Back

#03 フィルムスキャナーの設定例 by Nikon Coolscan V ED
銀塩で撮った後にデジタル化するために必要な『フィルム・スキャン』があります。
ここではD-LABが所有している[Nikon Coolscan V ED]を、どの様な設定で使用しているのか一例としてレポートします。

※Photoshopの操作方法は、webを検索すれば山のごとく親切に解説されたページがヒットしますので、D-LABに質問しないでください。


上の画像はプレビューウインドーです。
まあ、こんな感じなのです。(次から詳しく説明するよん)




左のツールパレットを見て頂きたい。
まずはスキャン解像度なのだが、このスキャナーの最大スキャン能力(出力解像度)の4,000dpiの半分である2,000dpiに設定してあります。
これは、画像の縮小等で無理なく処理できる整数倍の分子を基準としているのです。
また、35mmのフィルムに対して2,000dpiは、[3008x2000 Pixels]という解像度がNikon D100という600万画素のデジカメとほぼ同等であるというのも理由の一つです。
では、長辺600Pixels位でwebにUpする目的なのに、何故そんなに大きな画像としてスキャンするんでしょうか。
それは、Photoshopなどで最終出力の為のレタッチが必要になるからです。
スキャナーのドライバーで、明暗やコントラスト、カラーバランスなどをエディットできますが、これはリアルタイムにモニターしているのではないのです。あくまでスキャン後の想定をモニターしている訳です。
また、ドライバーはPhotoshopと同等にエディットできる豊富なパラメーターを持っていないので、ある程度まで追い込んだ状態でスキャンし、画質の劣化を極力抑えたいからです。
例えばデジタルカメラ本体での輪郭補正が機能薄であると同様に、最終の縮小サイズに適した輪郭補正が必要になると思っています。

ああ〜・・・だんだん説明が面倒臭くなってきました。(笑)
とりあえず、これが私のフィルムスキャンドライバーの設定だということで勘弁してください。


これらの手法は私自身が経験で導き出した手法ですので、もっと効率的な方法があるかもしれません。
あくまでも参考程度にということで・・・(^^)


もっと良い技術がありましたら御一報願います。



(素人の戯言より)

さて、次はwebにUpするための画像の縮小作業についてです。
私、D-LABのPC環境はWindows2000ですので、Free Softである『Resize Version 1.0.1.1』をお勧めします。
画像の縮小に特化した素晴らしいアルゴリズムであることは他のアプリと比べてみると、その優秀さは一目瞭然であります。

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