まずは一番注目されるこの画像の中心的部分を見比べて見ましょう。
オリジナルの画像はダイナミックレンジが低く、メリハリも無く紫がかった状態です。
これに対してレタッチをした3者の画像は違いはあれど、自然な肌色とメリハリのある画像となっています。
しかし、一番の違いは、肌のノイズをどれだけ抑えるかによって瑞々しさを表現できます。
また、瞳や歯の輝き(白さ)によって清潔感さえも増してきます。
それでは次に、それぞれの作者の作品についての考察を述べましょう。
- D-LAB
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向かって右側の眉毛がボケ気味です。
また、歯の立体感も薄れています。
- 夢パパ
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爽やかな色合いに仕上げてありますが、ノイズの多さが気に掛かります。(特に瞳のハイライト)
元画像のノイズの多い画像に対して「しきい値」を小さくしてのアンシャープマスクが原因だと思います。
歯や瞳の白を明るくすれば、もっと表情が豊かになるはずです。
- Yann
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全体的に黒っぼくなってしまいました。
特に髪の毛や眉毛が黒く潰れ気味です。
毛の一本一本の表情が潰れてしまい黒さが強調され、また瞳の瑞々しさも失われ気味です。
アンシャープマスクが施されていないような輪郭ですが、明るい部分のディテールが一番上手に表現されています。
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